インプラントのアフターケアの重要性
2023/09/28
インプラントは、人工の歯根を顎の骨に埋め込んで、その上に人工歯を装着する治療法です。天然歯と同じように噛み応えや見た目を回復することができますが、適切なアフターケアを行わないと、インプラントが失敗するリスクが高まります。
インプラントのアフターケアの重要性は、以下の3つが挙げられます。
- インプラント周囲炎を予防する
インプラント周囲炎とは、インプラント周囲の歯茎や骨が細菌によって炎症を起こす病気です。インプラント周囲炎になると、インプラントが動揺したり、最悪の場合、インプラントが脱落したりする可能性があります。
インプラント周囲炎を予防するためには、毎日のブラッシングや歯間ケアなどによる口腔清掃が重要です。また、歯科医院での定期検診・クリーニングで、歯垢や歯石を除去して、インプラント周囲の清潔を保つことも大切です。
- インプラントや人工歯のトラブルを早期発見する
インプラントや人工歯にも、歯周病などのトラブルが発生する可能性があります。トラブルを放置すると、インプラントの寿命が短くなるだけでなく、インプラントを失ってしまうリスクもあります。
歯科医院での定期検診・クリーニングでは、インプラントや人工歯の状態をチェックし、トラブルの早期発見・治療につなげることができます。
- インプラントの寿命を延ばす
適切なケアをすれば10年以上もつと言われています。
インプラントを長持ちさせるためには、毎日のブラッシングや歯間ケアなどの口腔清掃に加えて、歯科医院での定期検診・クリーニングも欠かせません。
- 天然歯を守る
インプラント周囲炎になると、インプラント周囲の歯肉や骨が吸収されてきます。これにより、隣接する天然歯がぐらつき、歯周病のリスクが高まります。
適切なアフターケアを行うことで、インプラント周囲炎の予防や早期発見・治療が可能になります。これにより、天然歯を守ることができます。
インプラント治療を受けた後は、担当医の指示に従って、しっかりとアフターケアを行いましょう。
インプラントも天然歯と同じように、適切なケアをしないとトラブルが発生する可能性があります。インプラントのトラブルには、以下のようなものがあります。
インプラント周囲炎:歯周病と同じように、インプラント周囲の歯茎や骨が炎症を起こす病気です。放置すると、インプラントが動揺したり、脱落したりすることがあります。
ネジの緩み:インプラントのネジが緩んでしまうことがあります。放置すると、インプラントが動揺したり、脱落したりすることがあります。
インプラントのトラブルを予防するためには、定期的なメインテナンスが欠かせません。一般的に、インプラント治療後は、3~6ヶ月に1回のペースでメインテナンスを受けることを推奨されています。
メインテナンスでは、歯科医師がインプラントの状態をチェックし、必要に応じてクリーニングや調整を行います。また、患者さん自身が行うセルフケアの指導も行われます。
インプラントを長く快適に使い続けるために、定期的なメンテナンスは必ず受けるようにしましょう。
以下に、インプラント治療後のメンテナンスで行う主な内容をまとめます。
- インプラント周囲の歯茎や骨の状態のチェック
- 歯垢や歯石の除去
- インプラントのネジのチェック
- 歯周病予防指導
インプラントのアフターケアで最も重要なことは、歯周病の予防です。歯周病は、インプラントの周囲の歯茎や顎の骨が細菌によって炎症を起こす病気です。歯周病になると、インプラントがぐらついてしまったり、最悪の場合は脱落してしまうこともあります。
歯周病の予防には、以下の方法が有効です。
- 毎日のブラッシングと歯間ケア
- 3~6ヶ月に1回の定期検診
毎日のブラッシングでは、歯ブラシと歯磨き粉を使って歯垢を落としましょう。歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯ブラシでは届きにくい部分の歯垢も落としましょう。
定期検診では、歯科医師や歯科衛生士がインプラントの状態をチェックし、歯周病の初期段階で発見し、治療を行うことができます。
インプラント治療を受けたら、歯科医師の指示に従って、しっかりとメンテナンスを受けて、インプラントを長持ちさせましょう。