ブラックトライアングルについて
2023/12/27
ブラックトライアングルとは、歯と歯の間の隙間と歯肉に囲まれた部分に出来る「ブラック(黒い)」「トライアングル(三角形)」のことです。
ブラックトライアングルができる原因は、主に以下の3つが挙げられます。
- 歯肉退縮
歯肉退縮とは、歯茎が下がってしまうことです。歯茎が下がると、歯と歯の間の隙間が大きくなり、ブラックトライアングルが形成されます。歯肉退縮の原因としては、加齢、歯周病、歯ぎしり・食いしばり、不適切な歯磨きなどが挙げられます。
- 歯の過剰な移動
矯正治療などで歯を大きく移動させると、歯茎がついていかず、ブラックトライアングルが形成されることがあります。
- 歯の形状
前歯は根っこに向かって細くなる逆三角形の形をしています。そのため、歯茎が下がると、歯の根元の部分が露出しやすくなり、ブラックトライアングルが形成されやすくなります。
ブラックトライアングルは、見た目の美観を損なうだけでなく、歯周病のリスクを高める可能性があります。そのため、ブラックトライアングルが気になる場合は、歯科医院を受診して原因を特定し、適切な治療を受けることが大切です。
ブラックトライアングルの予防には、以下のことに気をつけましょう。
- 正しい歯磨き方法で歯茎を傷つけないようにする
- 歯ぎしり・食いしばりなどの癖がある場合は、マウスピースなどで予防する
- 歯周病の予防と治療をしっかり行う
また、矯正治療を受ける場合は、ブラックトライアングルのリスクについて、事前に歯科医師に相談しておきましょう。