泉岳寺駅前歯科クリニック

口臭ってどうしてするの?

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口臭ってどうしてするの?

口臭ってどうしてするの?

2023/09/30

こんにちは。

港区三田・高輪の歯医者/泉岳寺駅前歯科クリニックです

 

皆さんは口臭の原因をご存じですか?

 

口臭の原因は、大きく分けて以下の3つに分けられます。

 

  • 口腔内が原因

口腔内が原因の口臭は、90%以上を占めるとされています。主な原因は、歯周病、虫歯、舌苔、唾液の減少などです。

 

  • 鼻や喉が原因

鼻や喉が原因の口臭は、1%程度とされています。主な原因は、鼻炎、扁桃炎、副鼻腔炎、咽頭炎などです。

 

  • 全身疾患が原因

全身疾患が原因の口臭は、ごくわずかです。主な原因は、糖尿病、肝臓疾患、腎臓疾患、胃腸疾患などです。

 

 

口腔内が原因の口臭

口腔内が原因の口臭は、歯垢や歯石に付着した細菌がタンパク質を分解して産生する揮発性硫黄化合物(VSC)が原因です。VSCには、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルジスルフィドなどがあり、強烈な臭いがします。

 

歯周病は、歯垢や歯石に付着した歯周病菌が歯肉に炎症を起こすことによって発症します。炎症が進行すると、歯肉が下がり、歯を支える骨が溶けてしまいます。そのため、歯と歯の間に隙間ができ、食べカスが溜まりやすくなります。食べカスが溜まると、さらに細菌が繁殖し、口臭が悪化する悪循環に陥ります。

 

虫歯は、歯の表面の歯垢に含まれる酸によって歯の成分が溶けることで発症します。虫歯が進行すると、歯の内部が空洞になります。空洞になった歯は、食べカスが溜まりやすくなり、口臭の原因になります。

 

舌苔は、舌の表面に付着した細菌の固まりです。舌苔が厚くなると、さらに細菌が繁殖し、口臭の原因になります。

 

唾液は、口腔内の細菌を洗い流し、口臭を予防する働きがあります。唾液の分泌が減少すると、口腔内の細菌が増殖しやすくなり、口臭が悪化する可能性があります。

 

鼻や喉が原因の口臭

鼻や喉が原因の口臭は、鼻炎や扁桃炎、副鼻腔炎、咽頭炎などの炎症によって引き起こされます。これらの炎症によって、鼻や喉の粘膜から分泌される粘液に含まれるタンパク質が細菌によって分解され、口臭の原因になります。

 

全身疾患が原因の口臭

全身疾患が原因の口臭は、糖尿病、肝臓疾患、腎臓疾患、胃腸疾患などの代謝異常によって引き起こされます。これらの疾患によって、血液中に含まれるアンモニアや硫化水素などの臭いの原因となる物質の濃度が高くなり、口臭が悪化する可能性があります。

 

口臭の対策

口臭の対策には、以下のようなものがあります。

 

  • 毎日の歯磨きと歯間清掃を徹底する

歯垢や歯石を除去することで、口腔内の細菌を減らし、口臭を予防することができます。

 

  • 舌苔を落とす

舌苔は、舌ブラシや歯ブラシを使って落としましょう。

 

  • 十分な水分補給を行う

唾液の分泌を促し、口腔内の乾燥を防ぐことで、口臭を予防することができます。

 

  • 禁煙する

タバコの煙には、口臭の原因となる物質が含まれています。

 

  • バランスのよい食事を摂る

偏食や過食は、口臭の原因となる可能性があります。

 

  • 十分な睡眠をとる

睡眠不足は、免疫力の低下を招き、口臭の原因となる可能性があります。

 

口臭は、周囲の人に不快感を与えるだけでなく、本人の自信を失わせてしまうこともあります。日頃から口腔ケアを徹底し、口臭の予防に努めましょう。

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