歯周病になりやすい人っているの?
2023/09/22
こんにちは。
東京都港区の歯医者・泉岳寺駅前歯科クリニックです。
皆さんは歯周病になりやすい人がいることをご存じでしょうか?
歯周病は、歯と歯ぐきの間にある歯周組織が炎症を起こし、歯槽骨が溶けることで歯を支える力が弱まり、歯がグラグラしたり、抜けたりする病気です。
歯周病の原因は、歯垢(プラーク)に含まれる歯周病菌によるものです。歯垢は、食べかすやよだれ、細菌などが混ざり合って固まったものです。歯磨きが十分にできていないと、歯垢が蓄積して歯周病菌が繁殖し、歯周病を引き起こします。
歯周病になりやすい人は、主に以下のとおりです。
- 歯磨きが十分にできていない人
- 喫煙者
- 糖尿病患者
- 遺伝的要因
- 口呼吸をする人
- 歯並びが悪い人
- ストレスが多い人
- 妊娠中・出産後の方
- 栄養不良
- 薬物の副作用
歯磨きが十分にできていないと、歯垢が蓄積して歯周病菌が繁殖しやすくなります。
また、喫煙は歯周病菌の増殖を促進すると言われています。
糖尿病患者は、免疫力が低下しているため、歯周病にかかりやすくなると考えられています。
歯周病は遺伝的な要因も関与することがあります。家族歴に歯周病を持つ人がいる場合、その個人はリスクが高まる可能性があります。
口呼吸をする人は、唾液の分泌が減少するため、歯垢がつきやすくなります。
歯並びが悪い人は、歯ブラシが届きにくい部分ができやすく、歯垢が残りやすくなります。
ストレスは免疫力の低下を招き、歯周病にかかりやすくなると言われています。
妊娠中・出産後は、ホルモンバランスの変化や体調の変化などにより、歯周病にかかりやすくなると考えられています。
栄養不足や体重管理の問題は、免疫系の機能を低下させ、歯周病のリスクを増加させる可能性があります。
特定の薬物や抗てんかん薬、抗うつ薬などは、口内の健康に影響を及ぼし、歯周病のリスクを高めることがあります。
歯周病は、早期発見・早期治療が大切です。歯ぐきが赤くなったり、腫れたり、出血したりした場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
歯周病を予防するためには、以下のことに気をつけましょう。
- 毎日2回、3分以上かけて丁寧に歯磨きをする
- 食後や間食後は、うがいをする
- 定期的に歯科医院で検診を受ける
また、喫煙をやめる、ストレスを溜めないなど、生活習慣を改善することも大切です。
歯周病の予防には、適切な歯みがきや歯間清掃、定期的な歯科検診、健康的な生活習慣の維持が重要です。また、リスク要因を把握し、それに対処することも予防の鍵となります。歯周病は進行すると歯を失う可能性があるため、予防と早期治療が重要です。歯科医師の指導に従い、歯周病を予防しましょう。