歯周病はキスでうつる?歯周病菌の感染経路と対策
2023/09/21
歯周病はうつる?あなたの歯周病が家族や恋人に感染するリスク
こんにちは。港区の歯医者・泉岳寺駅前歯科クリニックです。
皆さんは歯周病がキスによってうつると思いますか?
まず歯周病というのは、歯周病菌が原因で歯周組織が破壊される病気です。歯周病菌は唾液の中に多く含まれているため、唾液を介して人から人に感染する可能性があります。
感染経路
歯周病菌の感染経路は、主に以下の3つが挙げられます。
- 親から子への感染
親が歯周病を患っていると、その唾液に含まれる歯周病菌を子どもが口にすることで感染する可能性があります。乳幼児期に親が口移しで食べ物を与えたり、同じスプーンやフォークを使ったりすると、歯周病菌が感染しやすくなります。
- パートナー間の感染
キスや口移しで食べ物を与えるなどのスキンシップによって、歯周病菌が感染する可能性があります。また、同じ食器やコップを共有することでも、歯周病菌が感染するリスクがあります。
- 口腔内の細菌バランスの乱れ
歯周病菌は、元々は口の中に存在する常在菌の一種です。しかし、歯磨きや歯間ケアが不十分な場合、歯垢や歯石が蓄積して歯周組織が炎症を起こします。この炎症によって、歯周病菌の増殖が促進され、歯周病を発症しやすくなります。
対策
歯周病菌の感染を予防するには、以下の対策が有効です。
- 適切な歯磨きと歯間ケア
歯垢や歯石をしっかりと除去することで、歯周病菌の増殖を抑えることができます。
- 定期的な歯科検診・クリーニング
歯科医院で定期的に歯垢や歯石を除去してもらうことで、歯周病の早期発見・早期治療につながります。
- 免疫力の向上
バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠などによって、免疫力を高めることで、歯周病菌への感染リスクを軽減することができます。
まとめ
歯周病は、キスや口移しで食べ物を与えるなど、日常生活の中で唾液を介して感染する可能性があります。歯周病菌の感染を予防するためには、適切な歯磨きと歯間ケア、定期的な歯科検診・クリーニングが大切です。