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歯茎の腫れや痛みの原因と治療方法

歯茎の腫れや痛みの原因と治療方法

2023/11/03

歯茎の腫れや痛みの原因

  1. 歯周病
    歯周病はプラークとタルトルの蓄積によって引き起こされる感染症で、重度になると歯を支える骨を破壊し、歯の喪失に至ることがあります。
     
  2. 歯肉炎
    歯肉炎は歯周病の初期段階であり、歯茎の炎症、歯茎の腫れ、時には出血を伴います。
     
  3. むし歯
    むし歯は、口内の細菌によって歯の硬い組織が徐々に破壊されることによって起こります。初期段階であれば痛みを伴わないことが一般的ですが、病気が進行し歯の内部の象牙質に影響を及ぼすと、冷たい飲食物に対する過敏さや痛みを覚えることがあります。
    さらにむし歯が進行して歯の神経にまで達すると、歯の根部分にある歯根に炎症が起き、歯茎の腫れや膿のたまりを引き起こします。これにより、ひどいズキズキする痛みが生じたり、場合によっては顔が腫れたり発熱を伴うこともあります。歯の神経が死んでいるか壊死している場合は、痛みが感じられないこともあります。
    このような進行したむし歯では、患部の細菌を取り除くための処置として、むし歯を除去し、さらには感染した歯の神経を取り除く根管治療が必要になります。根管治療では、歯の内部を清掃し、感染源を除去した後に、歯を再び封鎖して保護します。
     
  4. 根管治療が不十分なことによるもの
    以前に行われた根管治療、すなわち歯の内部治療後に詰め物やクラウン(被せ物)で封じられた歯は、治療が不完全だった場合、その内部で細菌が繁殖する余地があります。この状況は、根の内部に再び炎症を引き起こし、結果として歯茎の腫れにつながることがあります。
    加えて、詰め物やクラウン、それらを固定する接着剤などの歯科材料には使用期限があり、時間の経過と共に劣化してしまいます。これにより、かつてはしっかりと封じられていた部分から細菌が侵入しやすくなり、腫れや感染の原因となることがあります。
    もし根管治療後の歯が原因で歯茎が腫れている場合には、根管治療の再評価が必要です。再治療では、既存の詰め物やクラウンを取り除き、内部の炎症を根本から清潔にし、再び適切に封じることで症状の改善を目指します。
     
  5. 歯根破折
    歯根破折とは、歯の根部分にクラックが生じている状態を指します。このヒビの部分を介して細菌が侵入すると、歯茎の腫れを引き起こすことがあります。
    一般的には、根管治療によって歯の内部の神経を除去することで歯根の構造が弱まる、または咬合時の圧力や歯ぎしりなどによって不適切なストレスが歯根にかかることが、歯根破折の主な原因となります。
    歯根が歯茎の中に位置しており、特に神経が除去されている場合は痛みを感じにくくなっているため、ヒビが発生してもその存在に気づかないことがよくあります。歯茎の腫れの他にも、出血、膿の発生、激しい痛み、歯の動揺などが兆候として現れることがありますが、歯根破折は自然に治ることはないとされています。
     
  6. 親知らずによるもの
    親知らずがうまく生えてこない場合、つまり斜めに生えたり、歯茎の中に半分隠れていたりすると、そこに細菌が溜まりやすくなります。これは、親知らずが口の中で一番奥にあるため、普段の歯磨きではきれいにしにくいからです。そうすると、簡単に虫歯や歯周病を招き、歯茎が腫れたり痛んだりすることがあります。
    もし体の抵抗力が落ちていたり、口の中を十分に清潔に保てていないと、親知らずの周りの歯茎が腫れることがよくあります。
    時には、腫れを繰り返さないために、親知らずを抜いたほうがいい場合もあります。
     
  7. 薬の副作用によるもの
    高血圧を下げるための薬や、けいれんを止める薬、体の免疫反応を抑える薬を飲んでいると、時々歯茎が腫れてしまうことがあります。これは薬の副作用の一つで、お薬が原因で歯茎が普通より大きくなってしまうことがあります。ちょっとした腫れであればそれほど心配はありませんが、ひどいと歯茎が腫れて歯が見えなくなることもあります。
    このような場合、まずはお医者さんと相談して、お薬の種類や量を調整してもらうことが大切です。それから、歯医者さんで定期的に歯のクリーニングをしてもらい、歯の周りをきれいに保つことで、腫れを少なくすることができます。
     
  8. 栄養不足
    特にビタミンCが不足すると、歯茎の健康に悪影響を及ぼし、腫れや痛みを引き起こす可能性があります。
  9. ホルモンの変化
    妊娠、思春期、月経周期などのホルモンの変化は、歯茎の腫れや敏感さを増加させることがあります。
  10. 病気
    糖尿病やリウマチなどの全身性疾患も、歯茎の問題を引き起こすことがあります。

歯茎の腫れや痛みの治療方法

 

  1. 口腔衛生の向上
    毎日の歯磨きとフロス: 歯磨きとフロスを毎日行い、プラークと食べ物の残りを除去します。
    【歯磨きについての詳細はこちら】
    定期的な歯科検診: 定期的な歯科検診とクリーニングで、問題を早期に発見し対処します。
     
  2. 歯周病の治療
    専門的なクリーニング: スケーリングとルートプレーニングでタルトルとバクテリアを除去します。
    薬物療法: 抗生物質や抗炎症薬を使用して感染を管理します。
    外科的処置: 重度の歯周病の場合、外科的な処置が必要になることもあります。
     
  3. 栄養改善
    バランスの取れた食事: 充分なビタミンとミネラルを摂取し、歯茎の健康をサポートします。
     
  4. 生活習慣の改善
    禁煙: 喫煙を止めることで、歯茎の健康が大きく改善されます。
     
  5. 医療処置
    病気の管理: 糖尿病や他の全身性疾患が歯茎の問題を引き起こしている場合、それらの病気の適切な管理が必要です。

歯茎の腫れや痛みに対処する最も重要なステップは、原因を特定し、適切な治療を行うことです。自宅でのケアに加えて、歯科医師の指導と治療が必要な場合もあります。定期的な歯科検診とプロフェッショナルなクリーニングは、歯茎の健康を保つために欠かせません。

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