根面う蝕って?【港区の歯医者・泉岳寺駅前歯科クリニック】
2022/01/11
こんにちは。港区の歯医者・泉岳寺駅前歯科クリニックです。
本日は根面う蝕についてお話しいたいと思います。
日本人の子どものむし歯は昔に比べ減少傾向にあります。しかし、高齢者のむし歯は増加傾向にあります。(平成28年歯科疾患実態調査より)
これは口腔衛生に関する知識が向上したため子どものむし歯が減り、また成人の抜歯が減ったことにより高齢者でも多数の歯を有しているため高齢者のむし歯が増えたのではと考えられています。ではなぜ高齢者はむし歯になりやすいかというと、高齢者のむし歯の多くが根面う蝕と言われるものです。根面う蝕とは歯の根元がむし歯になることいいます。高齢者になると歯周病などで歯肉退縮(歯茎が下がった状態)を起こし根面が露出してしまいます。歯根面は歯冠(歯の頭)に比べ酸に弱いため、むし歯菌が産生する産で歯質が溶けてしまいます。
むし歯も放っておくと体に悪い影響を及ぼします。
こちらは戦前のポスターになりますが、こんな時代から歯が全身に影響を及ぼすことが啓蒙されていたことには驚きです。
むし歯や歯周病も早期発見早期治療が重要です。
皆様もお口の定期検診をされてみてはいかがでしょうか。
泉岳寺駅前歯科クリニック